
顧客管理システムのサービス範囲拡大に合わせ運用を設計
顧客管理システムでのサービス範囲拡大において、今後の運用設計のお手本とすべく、標準化を見込み設計
お客様ニーズに応えるため仮想化基盤を提案。安定した運用、将来の発展性を内包した基盤構築に成功
ネットワークを運用するセンタにおいて、オンプレミスのネットワーク監視サーバー、認証サーバー、外部クラウドサービスなど、広範な業務を支える基盤の構築を受託。それぞれのサーバーやサービスとのスムーズな連携のため、仮想ネットワークを提案、安定した運用と将来の拡張が視野に入る基盤構築に成功した。
基盤構築においては、仮想ネットワークの採用による拡張性の確保、セキュリティの向上をメリットとしてお客様に訴求した。具体的には「VMware NSX-T」を採用し、クラウドサービスとの連携、オンプレミスのネットワーク監視サーバや認証サーバの構築を行うこととした。同製品についてはこれまで採用実績がなかったことから、地道な検証を続け、機能のリリースを局所的に行うなど、アジャイル的な活動により信頼性を確保しての導入を図った。運用にかかわるオペレータ、SEも当社が受託したため、設計段階から運用に至るまで密接にコミュニケーションをとりつつプロジェクトを進めることができた。
コロナ禍で各種ハードウェアの調達が困難な時期ではあったが、ネットワークを含めて仮想化することで、ユーザ収容や拡張など、求められた要件を短期間で実現することに成功した。 監視ソフトウェアの一斉切り替えも同時に進めたので、ServiceNowとの連携も大きく進展し、連携して格納できる情報が大きく増えたことで、監視オペレーションの生産性が向上した。 プロジェクト全体を通しては、ネットワークスキル、サーバースキル、アプリケーションスキルを高いレベルで融合できたことが、成功の要因と捉えている。 今回のプロジェクトでプライベートクラウド環境での構築が完了、今後は「VMware NSX-T」の機能を活かし、遠隔地サイトやパブリッククラウドでの展開を通じたハイブリッド化を推し進めていきたい。